ワーホリ＆留学生必見！カナダ銀行開設の完全ガイド

留学やワーキングホリデーでカナダへ行く人のほとんどは、銀行口座の開設が必須になります。

でも、「どんな銀行があるの？」「どうやって開設するの？」という疑問が浮かぶのは当然で、私も初めてカナダに来たときは、同じ疑問を持っていました。

そんな私は、カナダでの銀行開設に関して自分で調べて苦労をしたので、この記事では、カナダでの銀行口座開設について、わかりやすく解説していきます。

留学やワーキングホリデーで長期滞在するなら、キャッシュレス化が進むカナダでは、現地の銀行口座を開設することで、あなたの生活がより快適になることでしょう。

この記事を読んで、カナダでの新たな生活の第一歩を踏み出しましょう！

カナダの銀行口座を開設について

カナダでの銀行口座開設はワーホリや留学生にとっても重要なステップです。

日本の銀行口座を利用した、クレジット払いや日本円をカナダドルへ換金して、現金で保管するよりも、はるかにコストやリスクの面でメリットが大きいです。

カナダでの銀行口座を開設するということは、日常生活での金融取引をスムーズして、カナダでの生活を容易にすることに繋がりますよ。

ワーホリや留学生でも銀行口座開設のメリットがある

ワーキングホリデーや留学生にとっても、カナダでの銀行口座開設は多くのメリットがあります。

カナダで働く予定がない人にとっても、カナダで銀行口座を開設した方がメリットは多いので、カナダへの渡航前や、カナダに入国したすぐ後に、銀行口座の開設について確認をしておきましょう。

カナダでの生活費や給料を安全に保管できる

数ヶ月間という、長い期間をカナダで生活するワーホリや留学生にとって、カナダで現金を手元（家）に保管ということは、盗難のリスクがかなり高いです。

基本的にカナダでの生活は、他人とのシェアハウス生活になるので、生活費や給料を安全に守るためにも、カナダの銀行口座を開設するのが良いでしょう。

他人との共同生活にはどんなトラブルがあるか誰にもわからない

デビットカード付帯でキャッシュレス決済が可能

基本的に、カナダの銀行のキャッシュカードには、デビット機能が付帯しているので、口座を開設するだけで、キャッシュレス決済を始めることが可能です。

特にカナダのレストランでは、複数にで食事をしていても、個別でお会計ができるので、現金支払うよりも、デビット機能で支払う方が簡単でチップの計算も簡単です。

このデビット機能は、支払いと同時に銀行口座から引き落とされるので、現金支払いと同じような感覚で利用できるのが特徴です。

銀行口座のプランによっては、デビットの無料での利用回数に制限があるプランもあるので、無駄に取引手数料を支払うことにならないように注意

ATMの利用時の手数料が24時間無料

カナダの銀行の多くは、ATMでの現金引き出しのを、24時間いつでも手数料が無料で行えます。

日本の大手銀行では、ATMでの引き落とし手数料が時間帯によって、無料にならない場合がありますが、カナダの大手銀行の多くは、24時間いつでも手数料が無料で引き出しが可能となっています。

自分が持っているキャッシュカードの銀行のみ手数料が無料
別の銀行のATMで引き出しでは手数料がかる

働く場合の給料が受け取れる

日系の企業も含めて、カナダで働く場合には、給料の受け取りのために銀行口座が必要になります。

私がカナダに来たばかりの2015~2017くらいまでは、給料を小切手（Cheque）で支払う企業もありましたが、今ではほとんど口座振り込みになっているので、仕事を探す上でもカナダの銀行口座を持っている方がメリットがあるのです。

仕事の面接または契約の際に銀行口座を聞かれる

カナダの銀行口座の種類

カナダには、基本的にChequing Account（チェッキング口座）とSaving Account（セービングス口座）の、２つの主な銀行口座の種類があります。

基本的には、デビットカードが付帯して、日々の生活でキャッシュレス決済が可能になるChequing Accountの開設がおすすめです

また、どちらか一つだけも良いですが、カナダで働きながらお金を貯めて行きたい人は、Chequing AccountとSaving Accountの両方を開設して、上手に運用していくのが良いでしょう。

日本で言うところの普通口座と定期預金口座に当たる

その他カナダの銀行の特徴

カナダの銀行は、日本の銀行とは違う、この３つの特徴があります。

基本的にはメリットの方が大きいので、銀行口座の開設方法と一緒に覚えておくと良いでしょう。

窓口の営業時間が長い

カナダの銀行の多くは、週末でも窓口が空いていたり、平日は夜間も営業してたりと、顧客の利便性を高めています。

昼間に学校がある留学生や、働く人でも、時間帯に影響されることなく銀行サービスを利用できます。

月-金	9:00~20:00
土	9:00~16:00
日・祝	お休み

通帳が発行されない

カナダでは、銀行口座を開設しても預金通帳が発行されないので、オンラインまたはアプリで口座の管理をすることになります。

預金通帳がないので、銀行の窓口で手続きが必要な場合にも、基本的にはキャッシュカード1枚で手続きをできるので、とても便利な特徴と言えます。

カナダの銀行間は送金手数料が基本的に無料

カナダの銀行どうしてあれば、e-transferという機能を使うことで、送金手数料が無料になります。

このe-transferという機能は、カナダで部屋を借りるときの家賃の支払いや、友人との食事会などで、1人がまとめて支払いをした後に、割り勘分を送金する際にも手数料無料で使用できるので、とても便利です。

一部の口座プランでは無料にならないこともあるので開設時に要確認

カナダで銀行を選ぶ時のポイント

カナダで銀行の開設をするときには、これら３つのポイントを押さえて、銀行選びをすることをおすすめします。

特に口座維持費は、利用目的に合わないプランを契約すると、毎月無駄なコストが発生するので、必ず開設前に調査と確認をしておきましょう。

口座維持費

カナダの銀行では、日本の銀行とは異なり、口座の維持には毎月、数ドルから数十ドルの手数料がかかることが一般的です。

また、ATMやデビットカードの利用には、利用ごとにトランザクションフィー（取引手数料）が適用されることがあります。

ただし、銀行によっては、口座の残高や顧客としての契約期間に応じて、これらの手数料が免除されるプランを提供していることもあるので、口座のプラン選びは慎重に行いましょう。

ATMや支店の数や所在地

カナダは日本よりも国土が広く、地方に行くほど銀行の支店とATMの数は減っていきます。

自分が住んでいる場所や生活範囲内に、必要最低限の銀行支店とATMがある銀行を選ぶことで、何かあった時の銀行支店へのアクセスや、ATMでの引き出しがしやすくなります。

日本語対応があるか

カナダでの銀行開設は、オンラインでの開設、窓口での開設のどちらでも、基本的には英語でのやり取りになります。

事前に必要な情報と書類が揃えられていれば、銀行口座の開設自体は難しい英語が必要ないですが、キャッシューカードの紛失など、トラブルがあった時には、日本語対応のある銀行の方が安心感が強いです。

カナダでおすすめの銀行と口座プラン

カナダで銀行を開設する時には、口座の維持費が銀行選びで1番重要になります。

この記事では、ワーホリや留学生向けに、口座維持費が無料になったり、比較的安く押さえられる銀行とプランをご紹介していきます。

Tangerine

No-Fee Daily Chequing Account	口座維持費完全無料	ワーホリ・留学生向け

Tangerineは、すべての口座で口座維持費が完全に無料なので、ワーホリの人はもちろん、留学生で2年以上カナダに滞在する人が使う銀行口座としておすすめです。

また、デビットカードやATMの利用も、取引手数料が無料なので、無駄なコストがかからずに、安心して利用できます。

•  No-Fee Daily Chequing Accountの内容を確認（英語）

Tangerineで口座を開くと$50もらえる

Tangerine銀行では、新規で銀行口座を開設＋一定額の入金の条件を満たすだけで、$50をもらえるキャンペーンがあります。

ワーホリや留学でカナダに来たばかりの人はもちもん、カナダに長く住んでいる人でも、初めてTangerineを利用する人は対象になるので、この$50ボーナスを逃す手はないです。

TD Canada Trust

TD Student Chequing Account	満23歳まで口座維持費無料	留学生向け
Unlimited Chequing Account	最初の１年間口座維持費無料	ワーホリまたは短期留学生向け

TD Canada Trustでは、この２つの口座プランで、口座維持費が一定期間無料になるので、ワーホリや留学生の人は、この２つのどちらかのプランを、カナダでの銀行開設の候補に入れておくのがおすすめです。

また、バンクーバー支店であれば、日本人専用の窓口もあるので、口座開設を安心して行えるというメリットもあります。

• TD Student Chequing Accountの内容を確認（日本語）
• Unlimited Chequing Accountの内容を確認（日本語）

CIBC

CIBC Smart™ for Students	満25歳まで口座維持費無料 （25歳までに卒業する必要あり）	長期留学生向け
Banking for foreign workers	最初の2年間口座維持費無料	ワーホリまたは短期留学生向け

CIBCでは、この２つの口座プランで、口座維持費が一定期間無料になるので、ワーホリや留学生の人は、この２つのどちらかのプランを、カナダでの銀行開設の候補に入れておくのがおすすめです。

英語でのやり取りになりますが、TD Canada Trustよりも、口座維持費が無料になる期間が長いので、１年以上カナダに滞在を考えている人には、とても魅了的な銀行といえます。

• CIBC Smart™ for Studentsの内容を確認（英語）
• Banking for foreign workersの内容を確認（英語）

その他のカナダの大手銀行

この記事でおすすめとして紹介した、TD Canada TrustとCIBCの他にも、カナダの大手銀行には、Royal Bank of Canada (RBC)、Scotiabank、Bank of Montreal (BMO)などがあります。

これらの銀行も、全国的な支店ネットワークを提供しているので、カナダの銀行を比較したい方は、合わせてウェブサイトを確認してみると良いでしょう。

カナダでの銀行開設の方法

カナダでの銀行口座開設は、適切な書類を準備して、事前に予約をして進めることが一般的です。

必要な書類と開設までの手順を開設するので、事前に確認をしておきましょう。

Tangerine銀行で口座を開設したい人は、「$50もらえる！？カナダでおすすめTangerine銀行の口座開設ガイド」で開設方法を詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

カナダでの銀行開設に必要な書類

銀行や開設する口座プランにもよりますが、カナダでの銀行口座の開設には、事前にこれらの書類を準備しておきましょう。

1番揃えるのに苦労するのが、カナダでの住所が確認できる書類ですが、カナダのシェアハウスを契約するときに、住所入りの契約書を書いてもらったり、オーナーに電気代などの請求書を借りるという方法も可能です。

他にも、有料にはなりますが、お酒を買ったり飲んだりする際の年齢確認用や、クラブへの入場で身分証として使用できるBCIDも住所確認の書類として利用が可能です。

• カナダの家探し方法はこちら
• カナダの携帯契約方法はこちら
• SINナンバーの申請・取得方法はこちら
• BCIDの作り方はこちら

カナダでの銀行開設の手順

日本へ帰国する際にカナダの銀行口座をどうするか

日本へ帰国する際にカナダの銀行口座をどうするかは、あなた自身の将来の計画によって異なります。

ただし、ある一定の預金額を口座に納めていない限りは、２年目以降の口座維持費がかかってくるので、基本的には、口座を閉鎖して日本に帰国するのがおすすめです。

また一方では、カナダの銀行の高金利を活用するために、銀行口座を維持しておくという手もあるので、あなたの自身の将来の計画によって判断しましょう。

まとめ

カナダでの銀行口座開設は、留学やワーキングホリデーなどの長期滞在において重要なステップです。

まず、カナダの銀行は一般的に、留学生や新移民向けに、口座維持費が一定期間無料になるなどの、特別な口座開設プランを提供しているので、そういった銀行の口座プランの開設を検討しましょう。

口座を開設する際には、通常、パスポートや学生証、ビザ、カナダの住所を証明する書類などが必要になるので、口座開設の前に、必ず必要書類の準備も忘れないように注意が必要です。

FAQ よくある質問

カナダで銀行口座を開設する必要はありますか？

はい。

カナダで長期滞在する留学生やワーキングホリデーの方は、現地で銀行口座を開設することをおおすすめします。カナダの銀行口座を持つことで、家賃や日常の支払いを簡単に行え、カナダでの生活がよりスムーズになります。

銀行口座開設に必要な書類は何ですか？

通常、銀行口座を開設するには、パスポート、学生ビザやワーキングホリデービザ、Social Insurance Number（SIN）、カナダの住所が分かる書類（例えば郵便物やレンタル契約書）が必要です。

必要書類を確認

• パスポート
• ビザ（Study PermitやWork Permitなど）
• 学校の入学許可証（学校に通う場合）
• カナダでの住所が確認できる書類（郵便物や手紙など）
• カナダの電話番号
• メールアドレス
• SINナンバー

• カナダの家探し方法はこちら
• カナダの携帯契約方法はこちら
• SINナンバーの申請・取得方法はこちら

カナダの銀行口座開設に日本語サポートはありますか？

はい。

TD Canada Trustでは、日本語での口座開設サポートが可能で、バンクーバー支店には、日本人専用窓口もあるので、安心して手続きを進められます。