ワーホリ＆留学生必見！カナダ到着後のToDoリスト

カナダへのワーホリや留学は、わくわくする気持ちと同時に、少しの不安も感じるものです。

特に留学エージェントを利用しないで、自力でカナダに来る場合には、カナダへの到着後にはどのような手続きが必要なのか不安になりますよね。

この記事では、そんなあなたの不安を解消して、スムーズにカナダ生活を始めるための手助けをします。

ワーホリや留学生が、カナダに到着した後に必ずやるべき事と、ビザの種類など人それぞれでカナダ到着後に必要になる手続きなどを、わかりやすく解説していきます。

カナダ到着後に必須なこと

ワーホリや留学で、初めてカナダに来る人が、必ずやっておくべきことがあります。

これらの手続きをやっておかないと、そもそもカナダで生活ができなかったり、緊急時にあなたの状況を日本に伝えることができなくなるので、忘れずに手続きをするようにしましょう。

空港でビザを取得

ワーホリや留学生がカナダに入国後は、1番初めに降り立つ空港内でビザの取得が必要です。

カナダに入国後は、1番初めに降り立つ空港内の移民局（IRCC）で、ビザの申請後に大使館から送られてきたビザの引換用通知レターを、正式なWork PermitやStudy Permitに引き換える必要があります。

空港での入国審査後に移民局（IRCC）で手続き

移民局（IRCC:Immigration, Refugees and Citizenship Canada）は、通常、入国審査を受けた後の、Baggage Claim（荷物受け取り場所）と同じエリアにあるので、必ずそのエリアを出る前に、正式なビザを取得しましょう。

移民局（IRCC:Immigration, Refugees and Citizenship Canada）では、日本人以外の人も手続きをするので、時間帯や日によっては1時間から２時間ほど待つことになるので、覚悟しておきましょう。

空港でビザを取得に関してよくある質問

バンクーバー経由でカルガリーに行く場合はどっちの空港でビザの取得をしますか？

カナダで初めに降り立つ空港のバンクーバーでビザの取得が必要です。

移民局でビザを取得しないまま空港を出たらどうなりますか？

一度空港や、移民局のあるエリアを出ると、2度と空港内の移民局に戻ることはできません。

この場合は、アメリカとの国境でビザの取得が必要になるので、お近くの国境でビザを取得しましょう。

在留届の提出

ワーホリや留学生など、カナダに3ヶ月以上滞在・生活する人は、在留届の提出をしましょう。

在留届を提出していることで、カナダ滞在中に地震や自然災害、大規模な事故が発生した際に、大使館や領事館が在留届に基づいてあなたの安全状況を確認して、必要な支援を提供できるようになります。

カナダへの留学やワーキングホリデーの際には、安全確保と法的な義務の観点からも、在留届の提出を忘れずにするようにしましょう。

オンラインや領事館の窓口、郵送で提出

カナダでの在留届の提出方法は、オンラインや領事館の窓口、郵送で提出が必要になっています。

• カナダでの家の探し方はこちら
• カナダのおすすめのSIMはこちら

在留届の提出には、上記の情報が必要なので、カナダに入国して、住所や携帯番号などが決まったら、なるべく早いうちに提出をしておきましょう。

オンラインでの在留届の出し方は、「カナダを含む海外での在留届の出し方！海外滞在者必見ガイド」で詳しく解説しているので、参考にしながら提出をしておきましょう。

在留届の提出に関してよくある質問

在留届を提出しないと何か罰則がありますか？

在留届の提出は義務ですが、罰則はありません。

在留届を提出しないで困ることはありますか？

提出しない場合、以下のような問題が発生する可能性があります

1. 緊急事態時の支援が受けられない
   • 災害や事故、その他の緊急事態が発生した際、在留届がないと大使館や領事館からの迅速な支援や情報提供を受けることが困難になりま​​​​す
2. パスポートの紛失時の手続きの遅延
   • パスポートを紛失した場合、在留届が提出されていないと、新しいパスポートの発行手続きが遅れる可能性がありま​​す。
3. パスポートの更新ができない
   • 在留届を提出していないと、カナダ国内でパスポオートの更新ができない場合があります。

SINナンバーを取得

カナダ政府は、カナダ国内で就労（仕事）を予定している、すべての人にSINナンバーの取得を義務付けています。

到着後速やかにSINを取得することで、合法的に就労し、税務上の義務を果たすことが可能になります。

またSINナンバーは、仕事探しの面接の際にも、所有の有無を確認されるので、なるべく早く取得することをおすすめします。

窓口、オンライン、郵送のいずれかで申請

カナダでのSINナンバーの取得方法には、「Service Canadaセンターでの直接申請」「オンライン申請」、または「郵送での申請」の、３つのオプションがあります。

Service Canadaセンターの窓口での申請が、取得まで1番早いですが、あなたがカナダで生活する場所の近くに、Service Canadaセンターがない場合には、オンラインや郵送での申請・取得を検討しましょう。

SINナンバーの申請方法は、「ワーホリ&留学生必見！カナダでの仕事に必須なSINナンバーの取り方」で詳しく解説しているので、参考にしながら申請をしておきましょう。

SINナンバーを取得に関してよくある質問

SINナンバーの申請・取得には費用はかかりますか？

いいえ

ワーホリや留学生など、一時的にカナダに滞在する人でも、SINナンバーの申請は無料で行えます。

SINナンバーに有効期限はありますか？

いいえ

SINナンバーの有効期限は現在では廃止されていますが、あなたがカナダ滞在のために取得した、就学許可証（Study Permit）または就労許可証（Work Permit）など、VISAの有効期限が切れると、SINナンバーも無効になります。

VISAを更新したり切り替えた場合には、Service Canadaへの連絡してSINナンバーの更新が必要になります。（SINナンバーの番号は変更なし）

人によってカナダ到着後に必要なこと

必須ではないですが、ワーホリや留学生のそれぞれで、カナダに到着したら、なるべく早めにやっておくべきことがいくつかあります。

これらの手続きや契約を早めにやっておくと、カナダで仕事ができたり、カナダで快適な生活を送ることができるようになりますよ。

銀行口座を開設する

カナダで仕事をする予定がある人は、なるべく早くカナダの銀行口座を開設しておきましょう。

カナダで働く際には、給与の受け取り方法として、カナダの銀行口座が必要になることがほとんどなので、銀行口座を開設していないと、働けるチャンスが減ってしまいます。

また数ヶ月以上の生活費を、現金で手元に保管するのはあまりにもリスクが大きいので、生活費を安全に保管するためにも、カナダの銀行口座を開設するのが良いでしょう。

基本的に銀行口座の開設は銀行窓口で

カナダでの銀行口座開設は、適切な書類を準備して、事前に予約をした上で、銀行の窓口に行くのが一般的です。

銀行や開設する口座プランにもよりますが、カナダでの銀行口座の開設には、事前にこれらの書類を準備しておきましょう。

1番揃えるのに苦労するのが、カナダでの住所が確認できる書類ですが、カナダのシェアハウスを契約するときに、住所入りの契約書を書いてもらったり、オーナーに電気代などの請求書を借りるという方法も可能です。

• カナダの家探し方法はこちら
• カナダの携帯契約方法はこちら
• SINナンバーの申請・取得方法はこちら
• BCIDの作り方はこちら

カナダの銀行口座の開設方法は、「ワーホリ＆留学生必見！カナダ銀行開設の完全ガイド」で詳しく解説しているので、参考にしながら口座の開設をしていきましょう。

新規限定で$50もらえるTangerine銀行もおすすめ

Tangerineはカナダのオンライン銀行で、カナダの大手銀行の一つであるScotiabankの完全子会社として運営されています。

口座維持手数料が無料であったり、ATMやカード利用の取引手数料無料な点など、一時的に銀行口座を持ちたいワーホリや留学生にメリットが多い銀行です。

さらに、新規口座開設後に、自分の口座に$250入金するだけで、$50のボーナスがもらえることでも人気の銀行なので、気になる人はチェックしてみましょう。

• Tangerineの詳細と口座開設方法はこちら

SIMを契約する

カナダ現地のSIMを契約することで、日常生活での連絡を取ったり、さまざまな手続きや契約をスムーズに行うことができるようになります。

カナダのSIMカード事情は、国際留学生や観光客に対して、多くの選択肢が存在している一方で、日本と比べると高価な傾向にあります。

ただ、日本のSIMで国際ローミングを使って、データ通信をするよりは、はるかにコストを抑えられるので、カナダでの生活用にSIMの契約することをおすすめします。

SIMの契約はオンラインか店頭で直接

SIMの契約は、契約したい会社にもよりますが、基本的にはオンラインか店頭で直接の、どちらかでの契約が可能です。

カナダのSIMなので、英語での契約がほとんとですが、「ケータイ屋」と「PhoneBox」の２社では、日本語で対応してくれるので、海外でのSIMの契約に不安がある人は、この２つのどちらかを利用しましょう。

カナダのSIMについては、「カナダ生活向け！SIMカードの選び方完全ガイド」で詳しく解説しているので、参考にしながら契約をしていきましょう。

家を探す

カナダでの生活を、ホームステイのみで過ごすという人以外は、どこかのタイミングで家（シェアハウス）を探す必要があります。

プライベート	CAD$800~1,500
ルームシェア	CAD$600~800
リビングシェア	CAD$500~700

シェアハウスには、プライベートルームのみの提供、部屋のシェア、リビングスペースのシェアなど、複数の形態があります。

カナダのシェアハウスでは、形式の違いによって家賃の価格も違ってくるので、あなた自身が、どこまで許容できるかを考えながら、シェアハウスを選ぶようにしましょう。

家は基本的にオンラインで見つける

カナダでシェアハウスを探す場合には、主にこの４つのウェブサイトで、シェアハウスを探すことができます。

JPCanada	日本語 [英語での募集もあり]	バンクーバーなど西海岸のシェアハウス情報が多数
e-Maple	日本語 [英語での募集もあり]	トロントなど東海岸のシェアハウス情報が多数
Facebook Marketplace	英語	大都市から地方までシェアハウスを探せる
Craigslist	英語	シェアハウス情報が最多

シェアハウスの契約に不安がある人や、英語でのやり取りに不安がある人は、日本人オーナーが多い「JPCanada」か「e-Maple」を利用するのがおすすめです。

一方で、せっかくの海外生活なので、日本人以外の人と生活をしてみたいという人は、「Facebook Marketplace」か「Craigslist」を利用してみると良いでしょう。

具体的なシェアハウスの探し方については、「カナダで部屋探し！ワーホリ&留学生のための完全ガイド」で詳しく解説しているので、参考にしながら家を探していきましょう。

Wiseのアカウントを作る（海外送金用）

カナダでの生活費を、日本から送金する人は、Wiseのアカウントを作っておくと、一般的な銀行の海外送金よりも格安の手数料で、送金をすることが可能になります。

Wiseでは、固定手数料（88円）＋ 変動手数料（カナダは送金額の0.69%）の計算式で、送金手数料が決められているので、送金する金額が40万円を超えない限りは、他の銀行よりも低い手数料で送金が可能です。

ただWiseでは、他の銀行よりも高額な為替レートで送金ができるので、仮に手数料が他の銀行よりも高額になった場合でも、最終的な送金額はもっとも高額な状態で送金が可能になっています。

Wiseの詳細についてやアカウントの作り方は、「海外送金のコツ！Wiseでカナダへの送金手数料を最小限に抑える方法」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

VPNを契約する（日本のエンタメを利用する用）

カナダでも、日本のNetflixやAmazonプライム、その他の動画配信サービスを視聴したいという人は、VPNを契約すると、カナダにいながらも、日本のエンタメを楽しむことが可能になります。

日本の動画配信サービスの視聴もですが、公共Wi-Fiの利用が多くなるカナダでの生活では、VPNを使うことで、セキュリティの強化もできるので、ウィルスなどへの感染も防ぐことが可能になりますよ。

コスパの良いVPN３選

カナダで日本の動画配信サービスを視聴したい人は、この３つの会社が、コスパ的にもっともおすすめです。

	Surfshark	NordVPN	Millen VPN
1ヶ月プラン	￥1,680/月	￥1,920/月	￥1,580/30日
1年プラン	￥588/月	￥660/月	￥540/月
最安プラン	￥298/月 [2年契約]	￥440/月 [2年契約]	￥360/月 [2年契約]
接続可能台数	無制限	6台	10台
視聴可能な 日本の動画配信	Netflix アマプラ Hulu U-NEXT Tver	Netflix アマプラ Hulu U-NEXT Tver	Netflix アマプラ Hulu U-NEXT Tver
無料トライアル	Android、iOS、macOSで7日間
返金保証	購入から30日	購入から30日	購入から30日

最低でも2ヶ月以上使用するのであれば、私も使っている、2年契約と1年契約で最も価格の安いSurfsharkを使うのがおすすめです。

もしも1ヶ月だけVPNを使いたいという人は、Millen VPNが最も安くなっているので、チェックしてみましょう。

バンクーバー生活でやっておくべきこと

バンクーバー限定ですが、カナダ到着後には、次の２つを登録・取得しておくと生活が便利になります。

この２つの取得は必須ではないですが、公共交通機関の運賃を節約したり、パスポートの紛失や盗難のリスクを下げることが可能になるので、ぜひ検討してみましょう。

コンパスカードを作る（交通ICカード）

コンパスカードは、バンクーバーの公共交通機関で利用できる、交通ICカードです。

バンクーバーの公共交通機関は、どれも現金やクレジットカードでの乗車も可能ですが、利便性と運賃の違いから、コンパスカードを利用するのがおすすめです。

またConcessionに該当する学生やシニアの人も、Monthly Passes（定期）の購入には、コンパスカードが必要なので、頻繁に公共交通機関を利用する人は、コンパスカードが必須と言えます。

購入は駅や一部のLondonDrugs、オンラインから可能

コンパスカードは、スカイトレインの各駅にある券売機か、一部のLondonDrugsの券売機、またはオンラインで購入することができます。

機能	交通用電子カード [チャージ可能]
発行費用	$6 [返納で返金]
購入場所	駅 一部のお店 オンライン
チャージ場所	駅 一部のお店 オンライン
対象交通手段	バス スカイトレイン シーバス
特徴	現金やクレカよりも低運賃

ちなみに、バンクーバー空港の駅にも券売機はあるので、カナダに到着したら、すぐにでも購入すると、スカイトレインの利用もとても便利になりますよ。

コンパスカードの買い方や使い方は、「バンクーバー移動の必需品！コンパスカード完全ガイド」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

BCIDを作る（パスポート代わりの身分証）

BCID（British Columbia Identification Card）は、パスポートの代わりとして使える、BC州の公式の身分証明書です。

SIMの契約や銀行口座の開設など、一度きりの場合にはパスポートでも構いませんが、飲酒やお酒の購入時の身分証としても利用ができるので、急に必要な時でもを身分証として使えるのがとても便利です。

申請はICBCのDriver Licensingオフィスの窓口で直接

BCIDの申請は、オンラインでは行えず、直接ICBC Driver Licensingのオフィスの窓口で直接申請が必要です。

BCIDの作成には、パスポートと有効期限が6ヶ月以上のビザの原本が必要なので、ワーホリの人はWork Permit、学生の人はStudy Permitを忘れないようにしましょう。

BCIDの作り方は、「【BCID】バンクーバーでパスポート代わりになる身分証の作り方」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

カナダ到着後にするべき手続きまとめ

ワーホリや留学生としてカナダに到着した後は、いくつかの必要な手続きがあります。

慣れない海外での手続きは大変ですが、カナダで合法的に生活をするためや、カナダでの生活を快適にするために必要不可欠な手続きばかりなので、この記事を参考にして、ひとつひとつ手続きを完了させていきましょう。