Wiseマルチカレンシーとは?便利な使い方ガイド
Wiseを使ってみたいけどマルチカレンシー口座がどんなものかよくわからない…
マルチカレンシー口座ってどんな使い道があるの?
海外への送金サービスとして、多くの人がWise(ワイズ)を選んでいて、そのWiseの中で特に重要な機能となっているのが「マルチカレンシー口座」です。
しかし、「マルチカレンシー口座」が具体的にどういうものなのか、実際には送金以外でどんな活用方法があるのか、わからない人も多いかと思います。
わたし自身も、Wiseを使い始めた頃は、「マルチカレンシー口座」が何なのかよくわからずに使っていました…
この記事では、そんなマルチカレンシー口座の基本的な使い方から、実際の使用シーンまで、まとめて解説していきます。
- Wiseのマルチカレンシー口座とは
- マルチカレンシー口座があるとできること
- マルチカレンシー口座の作り方
- マルチカレンシー口座のデメリット
- 海外生活での有効的な使い方
Wiseを使い始めたいけど、マルチカレンシー口座のことがよくわからないという方にとって、この記事が大いに役立つはずです。
マルチカレンシー口座の基本的な使い方から、それを活用することで得られる利点まで、詳しく解説した、Wiseを使いこなすためのヒントをぜひご覧ください。
Wiseのマルチカレンシー口座とは
Wiseのマルチカレンシー口座は、ひとつのWiseアカウントで、50種類以上の通貨を保有できる口座です。
- 50種類以上の通貨を保有できる
- 通常の銀行口座とは違う
- 一部の通貨で銀行口座と同じ機能が使える
三菱UFJ銀行やみずほ銀行など、一般の銀行では保有することが難しい、その国以外の通貨(外貨)を、誰でも簡単に保有したり、両替、送金ができるのが、マルチカレンシー口座です。
また通常の銀行口座とも違うので、海外の銀行で多い、口座維持費がかかることなく、無料で50種類以上の通貨を保有することが可能になっています。
Wiseのアカウントそのものがマルチカレンシー口座
ちなみに、私の住んでいるカナダの銀行は、口座内に一定額以上のお金を預けていないと、毎月口座維持費がかかります
マルチカレンシー口座で保有できる通貨
Wiseのマルチカレンシー口座では、世界中の様々な通貨を保有し、管理することが可能です。
- JPY-日本円
- USD-米ドル
- EUR-ユーロ
- GBP-英ポンド
- CAD-カナダ・ドル
- AUD-オーストラリア・ドル
- NZD-ニュージーランド ・ ドル
- AED-アラブ首長国連邦ディルハム
- ARS-アルゼンチン・ペソ
- BDT-バングラデシュ・タカ
- BWP-ボツワナ・プラ
- BGN-ブルガリア・レフ
- CHF-スイス・フラン
- CLP-チリ・ペソ
- CNY-中国・人民元
- CRC-コスタリカ・コロン
- CZK-チェコ・コルナ
- DKK-デンマーク・クローネ
- EGP-エジプト・ポンド
- GEL-グルジア・ラリ
- GHS-ガーナ・セディ
- HKD-香港・ドル
- HUF-ハンガリー・フォリント
- IDR-インドネシア・ルピア
- ILS-イスラエル・シェケル
- INR-インド・ルピー
- KES-ケニア・シリング
- KRW-韓国・ウォン
- LKR-スリランカ ・ルピー
- MAD-モロッコ・ディルハム
- MXN-メキシコ・ペソ
- MYR-マレーシア・リンギット
- NGN-ナイジェリア・ナイラ
- NOK-ノルウェー・クローネ
- NPR-ネパール・ルピー
- PHP-フィリピン ・ ペソ
- PLN-ポーランド・ズウォティ
- PKR-パキスタン・ルピー
- RON-ルーマニア・レイ
- SEK-スウェーデン・クローナ
- SGD-シンガポール ・ ドル
- THB-タイ ・ バーツ
- TRY-トルコ・リラ
- TZS-タンザニア・シリング
- UA-ウクライナ・グリブナ
- UGX-ウガンダ・シリング
- UYU-ウルグアイ・ペソ
- VND-ベトナム・ドン
- XOF-西アフリカ・CFAフラン
- ZAR-南アフリカ ・ ランド
- ZMW-ザンビア・クワチャ
Wiseのマルチカレンシー口座では、50種類以上の通貨をひとつのWiseアカウントで保有できるので、マルチカレンシー口座で該当する外貨の送金を受け取ったり、逆に外貨を送金することも可能になります。
銀行口座情報を取得できる10通貨
Wiseでは、10種類の通貨に限り、その通貨の銀行口座情報を取得することができます。
通貨 | 取得可能な口座情報 |
---|---|
GBP [英ポンド] | 口座番号 ソートコード |
EUR [ユーロ] | SWIFT/BICコード IBAN情報 |
USD [米ドル] | ルーティング番号(ABA) 口座番号 |
AUD [オーストラリア・ドル] | BSBコード 口座番号 |
NZD [ニュージーランド・ドル] | 口座番号 |
SGD [シンガポール・ドル] | 口座番号 |
RON [ルーマニア・レイ] | SWIFT/BICコード IBAN情報 |
CAD [カナダ・ドル] | 銀行番号 トランジットナンバー 口座番号 |
HUF [ハンガリー・フォリント] | 口座番号 |
TRY [トルコ・リラ] | 銀行名 IBAN |
上記の通り、マルチカレンシー口座内の各通貨に対して、Wiseでの銀行口座情報を取得できるので、10種類の通貨に限ってですが、通常の銀行と同じように利用することが可能になります。
つまり、仮に海外に行ったことがない人でも、日本に住みながら、カナダやアメリカの銀行口座を開設したのと同じ状態になるのです。
日本円の場合は、マルチカレンシー口座で銀行の口座情報を取得できないのが残念ですね…
マルチカレンシー口座があるとできること
マルチカレンシー口座を持つことにより、複数の通貨を一つの口座で管理して、送金や両替など、さまざまな国際取引を簡単・スムーズに行うことができます。
- 約50通貨をWiseアカウントで保有・両替
- 10通貨限定で給与振り込みや引き落としの設定
- 約50通貨をWise同士で送金
- デビットカードでの支払い・ATMでの現金引き出し
送金以外でも、マルチカレンシー口座でできることがたくさんあるので、ぜひマルチカレンシー口座の特徴を理解して、お得に活用していきましょう。
約50通貨をWiseアカウントで保有・両替
マルチカレンシー口座があれば、1つのWiseアカウントで、約50通貨を保有し、簡単に両替することが可能です。
Wiseのマルチカレンシー口座は、無料で登録が可能で、月額手数料もかからないので、約50種類の通貨を保有しながら、好きなタイミングで他の通貨に両替をすることができます。
また両替の際には、一般的な銀行や金融サービスと比べて為替手数料が格安なので、手数料で損をすることなく、1番良い為替レートで、お得に外貨の両替をすることが可能な点も大きなメリットです。
画像は送金での、他銀行や金融サービスとの比較ですが、Wiseが最も良い為替レートで、外貨両替をできることがわかります。
ただし、一部の国ではマルチカレンシー口座に保有できる限度額が設定されているので、対象となる国でWiseアカウントを作成した人は注意が必要です。
両替のやり方
- Wiseアカウントにログイン
- 両替をしたい通貨口座を選択
両替する
をクリック- 両替後の通貨を選択
- 両替する金額を入力
- 両替額を確認
続行
をクリックで完了
両替では、自動両替も可能で、為替レートがあなたの指定するレートになったときに、自動で両替が完了されます。
主要10通貨限定で給与振り込みや引き落としの設定
Wiseのマルチカレンシー口座では、主要10通貨に限り、銀行口座情報を取得できるので、給与の振り込みや定期的な支払いの設定が可能です。
対象の10通貨を確認
通貨 | 取得可能な口座情報 |
---|---|
GBP [英ポンド] | 口座番号 ソートコード |
EUR [ユーロ] | SWIFT/BICコード IBAN情報 |
USD [米ドル] | ルーティング番号(ABA) 口座番号 |
AUD [オーストラリア・ドル] | BSBコード 口座番号 |
NZD [ニュージーランド・ドル] | 口座番号 |
SGD [シンガポール・ドル] | 口座番号 |
RON [ルーマニア・レイ] | SWIFT/BICコード IBAN情報 |
CAD [カナダ・ドル] | 銀行番号 トランジットナンバー 口座番号 |
HUF [ハンガリー・フォリント] | 口座番号 |
TRY [トルコ・リラ] | 銀行名 IBAN |
このように、主要10通貨に限ってですが、銀行口座情報を取得できるので、このWiseのマルチカレンシー口座の情報を使って、振り込みや自動引き落としを設定することも可能になるのです。
ただし、一部の国ではマルチカレンシー口座に保有できる限度額が設定されているので、対象となる国でWiseアカウントを作成した人は注意が必要です。
口座情報の確認方法
- Wiseアカウントにログイン
- 確認をしたい通貨口座を選択
- 〇〇残高の下の口座番号(数字)をクリック
国内
かグローバル・SWIFT
でタブを切り替えながら口座情報を確認
ワーホリで現地の銀行口座を持たなくてもよくなる
銀行口座情報を取得できる、カナダやオーストラリア、イギリスなどでは、現地で銀行口座を開設しなくても、Wiseのマルチカレンシー口座で給与の受け取りや携帯の支払いなどをすることも可能になります。
ただし、レストランや食料品の買い物での支払い用に、Wiseのデビットカードを作る必要があったり、一部の国ではマルチカレンシー口座全体で、手数料無料で保有できる限度額が決まっている点には注意が必要です。
日本から毎月生活費を仕送りしてもらう人や、ワーホリ中はそこまで働かないという人には、現地の銀行口座を開設するよりもメリットがありそうですね
一部の国ではマルチカレンシー口座に保有できる限度額が設定されている
一部の国、特に日本では、法規制や金融規制によって、Wiseのマルチカレンシー口座に保有できる限度額が設定されています。
これは通貨単位ではなく、Wiseのアカウントを作った国、もしくはアカウントで設定している滞在国が対象となるので、仮にカナダでアカウント作成した場合は、日本円を100万円以上保有することが可能です。
対象国 | 上限額 | 詳細 |
---|---|---|
日本 | JPY ¥1,000,000 | 口座全体の総額の日本円換算 |
オーストラリア | AUD $23,000 | 各通貨で個別に限度額が設定されている |
マレーシア | MYR 20,000 | 毎日の口座全体の総額のMYR換算 |
約50通貨をWise同士で送金可能
Wiseのマルチカレンシー口座では、約50通貨をWiseのアカウントを持つ人同士で、送金することが可能です。
Wiseでは、送金者がWiseのアカウントを持っていれば、約50種類の通貨を受取人のWiseマルチカレンシー口座か、一般的な銀行口座に送金することができます。
ちなみに、あなた自身がWiseのアカウントを持っていても、主要10通貨以外では、送金者もWiseアカウントを登録していないと、送金を受け取ることができない点には注意が必要です。
もちろん、あなた自身が送金者であり、受取人となる場合は、約50種類の通貨を問題なく送金可能です
対象の10通貨を確認
通貨 | 取得可能な口座情報 |
---|---|
GBP [英ポンド] | 口座番号 ソートコード |
EUR [ユーロ] | SWIFT/BICコード IBAN情報 |
USD [米ドル] | ルーティング番号(ABA) 口座番号 |
AUD [オーストラリア・ドル] | BSBコード 口座番号 |
NZD [ニュージーランド・ドル] | 口座番号 |
SGD [シンガポール・ドル] | 口座番号 |
RON [ルーマニア・レイ] | SWIFT/BICコード IBAN情報 |
CAD [カナダ・ドル] | 銀行番号 トランジットナンバー 口座番号 |
HUF [ハンガリー・フォリント] | 口座番号 |
TRY [トルコ・リラ] | 銀行名 IBAN |
デビットカードでの支払い・ATMでの現金引き出し
Wiseのマルチカレンシー口座を持つことで、Wiseデビットカードを使用してさまざまな通貨での支払いや、ATMでの現金の引き出しが可能になります。
実物のカード | デジタルカード |
---|---|
店舗でのカード決済 ATM利用 オンライン決済 スマホ決済 上記での使用が可能 | オンライン決済 スマホ決済 上記での使用が可能 |
発行費用1200円 [国によって金額に違いあり] | 発行費用は無料 [実物カードを発行後に作成可能] |
有効期限5年 | 有効期限5年 |
カードが届いてから利用可能 [配送は約2〜3週間かかる] | 発行したその日から利用可能 |
発行できるのカードは2種類で、「実物のカード」と「デジタルカード」の利用が可能ですが、基本的には実物のカードを作成してから、デジタルカードが作成できるようになります。
ただし、一部の国ではWiseデビットカードが使用できないので、対象国は事前に確認をしておきましょう。
保有していない通貨でも支払いやATMでの現地通貨の引き出しが可能
マルチカレンシー口座に直接保有していない通貨でも、デビットカードを使用して支払いやATMでの現地通貨の引き出しが可能です。
仮にアメリカに旅行する場合、Wiseアカウントにアメリカドルがない場合も、スマート両替機能によって、格安の両替手数料(0.62%)で、口座にある通貨から自動的にアメリカドルに両替をして支払いが完了します。
両替手数料は1%以下で
通貨によって違う
通貨と金額を指定して、詳細な両替総額と手数料を確認できます
普段海外での支払いに、クレジットカードを使っている人は、Wiseデビットカードを使うと手数料を1%以上も抑えられますよ
マルチカレンシー口座の作り方
Wiseのマルチカレンシー口座で、各通貨を保有する方法と、主要10通貨の口座情報を取得する方法を解説していきます。
- 各通貨の保有方法
- 口座情報の取得方法
「マルチカレンシー口座とは」でもお伝えしたように、Wiseのアカウントそのものが、マルチカレンシー口座なので、あとは各通貨ごとに入金(チャージ)や送金によって、通貨を保有していきましょう。
マルチカレンシー口座を利用するためには、Wiseのアカウントが必要なので、まだ作成していない人は、下記のリンク参考にして、まずはWiseのアカウントを作成しましょう。
通貨ごとの保有方法
ホーム画面内の開く
をクリック
残高
をクリック
開設する残高(保有したい通貨)を選択
これで、個別通貨の保有準備が完了
チャージする
をクリック
入金する通貨と金額を指定して、続行
をクリック
入金方法を選択
特にこだわりがない場合は、手数料無料か最も安い方法を選択がおすすめ
入金に利用する銀行口座を選択してこの口座から〇〇を支払う
をクリックで、入金を完了
初めての入金の場合は銀行口座や、その他入金方法別に設定が必要になるので、ガイドに従って入金を行いましょう。
チャージした金額が残高に反映されていれば完了です。
お疲れ様でした
主要10通貨での銀行口座情報を取得する方法
Wiseでは、主要10通貨に限って口座情報を取得できるので、その手順を解説していきます。
- Wiseアカウントにログイン
- 確認をしたい通貨口座を選択
- 〇〇残高の下の
口座情報を取得する
をクリック* 続行
をクリック- 口座情報を確認*
口座情報を取得する際に、本人確認が必要な場合があるので、❸で口座情報の取得には本人確認が必要です
と表示されている人は、それをクリック後に本人確認をしていきましょう。
本人確認が必要な通貨の場合は、その国に住んでいる人だけが本人確認できるパターンが多いので、仮に日本に住んでいる人がアメリカドルの口座情報を取得しようとしても、本人確認ができない場合があるので注意が必要です。
マルチカレンシー口座のデメリット
Wiseのマルチカレンシー口座には、いくつかのデメリットや注意点も存在します。
- 銀行口座情報が取得できない通貨もある
- すべての通貨口座で利息がつかない
- 支店窓口がない
- ATMでの現金や小切手を使った入金ができない
- 一部の通貨で保有可能な限度額が決まっている
事前に、これらのデメリットや注意点を確認しておくことで、Wiseのマルチカレンシー口座を無駄なく活用できるので、しっかりとチェックしておきましょう。
銀行口座情報が取得できない通貨もある
Wiseマルチカレンシー口座で、口座情報を取得できるのは、主要10通貨だけで、それ以外の通貨では口座情報を取得することができません。
- 人から送金を受ける場合は送金者もWiseのアカウントが必要になる
- 対象通貨での給与振り込みや支払いの引き落とし設定ができない
口座情報が取得できない通貨を確認
- JPY-日本円
- AED-アラブ首長国連邦ディルハム
- ARS-アルゼンチン・ペソ
- BDT-バングラデシュ・タカ
- BWP-ボツワナ・プラ
- BGN-ブルガリア・レフ
- CHF-スイス・フラン
- CLP-チリ・ペソ
- CNY-中国・人民元
- CRC-コスタリカ・コロン
- CZK-チェコ・コルナ
- DKK-デンマーク・クローネ
- EGP-エジプト・ポンド
- GEL-グルジア・ラリ
- GHS-ガーナ・セディ
- HKD-香港・ドル
- IDR-インドネシア・ルピア
- ILS-イスラエル・シェケル
- INR-インド・ルピー
- KES-ケニア・シリング
- KRW-韓国・ウォン
- LKR-スリランカ ・ルピー
- MAD-モロッコ・ディルハム
- MXN-メキシコ・ペソ
- MYR-マレーシア・リンギット
- NGN-ナイジェリア・ナイラ
- NOK-ノルウェー・クローネ
- NPR-ネパール・ルピー
- PHP-フィリピン ・ ペソ
- PLN-ポーランド・ズウォティ
- PKR-パキスタン・ルピー
- SEK-スウェーデン・クローナ
- THB-タイ ・ バーツ
- TZS-タンザニア・シリング
- UA-ウクライナ・グリブナ
- UGX-ウガンダ・シリング
- UYU-ウルグアイ・ペソ
- VND-ベトナム・ドン
- XOF-西アフリカ・CFAフラン
- ZAR-南アフリカ ・ ランド
- ZMW-ザンビア・クワチャ
すべての通貨口座で利息がつかない
Wiseマルチカレンシー口座では、保有している通貨に対して利息がつきません。
Wiseは、主に国際送金を目的としたサービスなので、従来の銀行口座や金融サービスの口座のように、保有しているお金に対して利息がつくことはありません。
預金額に利息をつけて増やしたい人は、銀行の高金利定期や、高金利の口座のある金融サービスを利用しましょう。
支店窓口がない
Wiseには、支店窓口が存在しないので、一般的な銀行口座のように対面でのサービスや、窓口でのお金の出入金ができません。
Wiseは主にオンラインでの操作を中心としたサービスなので、物理的な支店を持っていませんが、これにより、低コストでの運営が実現できていて、格安の手数料での送金や両替が可能になっているとも言えます。
- 現物の現金や小切手をWiseのアカウントに直接入金できない
- わからないことがあればサポートに問い合わせが必要
メールやチャットでの問い合わせは、アカウントの作成後にログインが必要
ATMでの現金や小切手を使った入金ができない
Wiseでは、ATMでの現金の入金や小切手を使った入金が不可能です。
Wiseは、支払いやATMでの現金引き出しに利用できる、デビットカードを作成可能ですが、このデビットカードを使っても、ATMでの現金の入金や小切手を使った入金はできません。
小切手をウェブ上やスマホで入金することも不可能
Wiseでは、ウェブ上やスマートフォン用のアプリでも、小切手での入金ができません。
一般的な銀行であれば、小切手情報を直接入力したり、スマホのカメラでの読み取りで、小切手での入金が可能ですが、Wiseではどちらの方法でも、マルチカレンシー口座への入金が不可能となっています。
一度、どこかしらの銀行に入金してから、Wiseのマルチカレンシー口座に「チャージ」することは可能ですよ
一部の国で保有可能な限度額が決まっている
一部の国、特に日本では、法規制や金融規制によって、Wiseのマルチカレンシー口座に保有できる限度額が設定されています。
これは通貨単位ではなく、Wiseのアカウントを作った国、もしくはアカウントで設定している滞在国が対象となるので、仮にカナダでアカウント作成した場合は、日本円を100万円以上保有することが可能です。
対象国 | 上限額 | 詳細 |
---|---|---|
日本 | JPY ¥1,000,000 | 口座全体の総額の日本円換算 |
オーストラリア | AUD $23,000 | 各通貨で個別に限度額が設定されている |
マレーシア | MYR 20,000 | 毎日の口座全体の総額のMYR換算 |
海外生活でのマルチカレンシー口座の有効的な使い方
Wiseマルチカレンシー口座の、実際の使い方をいくつか紹介します。
- 日本から滞在国への生活費の送金
- 海外旅行での支払い
私が実践している使い方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
日本から滞在国への生活費の送金
日本にも銀行口座を持っている人は、数ヶ月以上の海外生活に必要なお金を、Wiseのマルチカレンシー口座で送金・両替することで、安心安全に大金を滞在する国に移動させることができます。
- 渡航先の現地銀行口座に送金
- Wiseデビットカードでお店の支払い
わたし自身も、これまでに何度か、日本にある自分の銀行口座から、Wiseのマルチカレンシー口座に、生活費や資産運用の資金として、格安の手数料と相場の良い為替レートで送金をしています。
日本からカナダに10万円送金する場合
手数料 | |
---|---|
Wise | 773円 |
三菱UFJ銀行 [三菱UFJダイレクト] | 3,000円 |
みずほ銀行 | 8,500円 |
三井住友銀行 [SMBCダイレクト] | 3,500円 |
リンクから海外送金の手数料をシミュレーション可能
海外旅行での支払い(デビットカード利用時)
Wiseのマルチカレンシー口座に、何かしらの通貨を保有しておくと、現地通貨を持つことなく、Wiseデビットカードで支払いをすることが可能になります。
- 日本円だけを保有している状態でカナダドルの支払い
- 日本円だけを保有している状態でATMでカナダドルの引き出し
Wiseデビットカードでは、現地通貨を保有していない状態でも、スマート両替機能によって、格安の両替手数料で、口座にある通貨の中から自動的に、最もレートがお得になる通貨を両替をして支払いや、ATMでの現金引き出しができる仕組みになっています。
両替手数料は1%以下で通貨によって違う
Wiseマルチカレンシー口座のまとめ
Wiseのマルチカレンシー口座は、海外在住者や海外旅行者にとって非常に便利なツールです。
このアカウントを使用することで、50種類以上の通貨を簡単に保有し、低い手数料外貨両替や海外送金、資金の受け取りが可能になります。
また、Wiseのマルチカレンシー口座はデビットカードと一緒に使うことで、海外での支払いやATMからの現金引き出しにも利用できるので、海外生活や旅行においてもとても役立ちます。
マルチカレンシー口座でできること
- 約50通貨をWiseアカウントで保有・両替
- 10通貨限定で給与振り込みや引き落としの設定
- 約50通貨をWise同士で送金
- デビットカードでの支払い・ATMでの現金引き出し
FAQ Wiseマルチカレンシー口座のよくある質問
- 自分が送金者となる場合、受け取り側はWiseのアカウントがなくても大丈夫ですか?
-
はい
Wiseを使用して送金する際、受取人の銀行口座情報があれば十分で、Wiseのアカウント情報はひっsではありません。
- マルチカレンシー口座内のお金をデビットカードで引き出すときに手数料はかかりますか?
-
一定額は無料ですが、それ以降は手数料がかります
Wiseデビットカードは、利用する国ごとに違いはありますが、日本の場合は毎月2回までかつ3万円までは、ATMでの引き出し手数料が無料となっています。
ATMの手数料を確認
主な国のATM引き出し手数料
スクロールできます国や地域 無料限度額
毎月2回までの利用に限る固定手数料
3回以上の利用に適用変動手数料
限度額と3回以上の利用に適用日本 30,000 JPY 70 JPY 1.75% カナダ 350 CAD 1.50 CAD 1.75% アメリカ 100 USD 1.50 USD 2.00% オーストラリア 350 AUD 1.50 AUD 1.75% ページの1番上の国旗から国を選択して各国の手数料を確認できます
- マルチカレンシー口座内で両替をする場合手数料はかかりますか?
-
はい
Wiseのマルチカレンシー口座内で異なる通貨間で両替を行う場合、低い両替手数料が適用されます。
通貨と金額を指定して、詳細な両替総額と手数料を確認できます