英語で接客してみよう!レストランの店員が覚えておくべきフレーズ
こんにちは、カナダ在住のTOMOです。
「せっかく海外で働くなら、接客でたくさん英語を話したい」
海外生活を初めて送る人は、誰もがこのように思うはずです。
そして多くの人はレストランでの接客を選ぶわけですが、英語で接客というのはお客様とのコミュニケーションなので、みんさんが思っている以上に大変です。
特にワーキングホリデーで海外に来たばかりで、レストランでの飲食もあまりした事がない人にとっては、レストランではどんなフレーズが使われているのかもわからない状況なはずです。
- 海外で初めて働く
- レストランでの接客経験はあるが、海外では初めて
- 実際に接客として働いているけどうまく対応が出来ない
ここでは少しでもこんな悩みを抱えてる人の助けになればと思い、海外のレストランで必要な接客フレーズを場面別に紹介します。
英語で接客が出来るメリット
ワーキングホリデーのほとんどの人は、海外の仕事としてレストランでの仕事を選んでいて、その中でもジャパレスと呼ばれる日本人が経営するレストランが殆どです。
ジャパレスとはいえお客様はその現地の人もいるので、接客をしていると英語は使用することになりますが、ネイティブが使う正しいフレーズを知ることで、あなたにとってメリットが出てきます。
- 時給があがる
- ローカルのお店で働ける
- チップが上がる(国による)
時給があがる
ジャパレスで働いているとわかりますが、英語での接客が得意なスタッフは重宝されます。
それは忙しいお店になれるほど、多くのお客様を対応しなければならないので尚更です。英語で接客が出来るというだけで、時給がアップする可能性はとても高いです。
ローカルのお店で働ける
正しいフレーズを使えるようになると、お客様とのコミュニケーションも増えて、英語を話すことに自信が付いてきます。
ここまで来れば、ローカルのお店でもやって行くことが出来ますし、もちろんローカルの時給は高いですよ。
チップが上がる
これはチップという文化ぎある国や地域に限られますが、お客様はその日の食事を振り返ってチップの金額を決定します。
この判断基準には、接客の良し悪しがとても強く反映されるので、正しい接客フレーズを使えるという事はとても重要です。
バーなどで働くネイティブは、1日で$200近くをチップだけで稼ぐこともあるそうです。夢が膨らみますよね。
入店客の対応に使う英語の接客フレーズ
高級店やバーなどでは、ホストと呼ばれる人が担当するエリアで、規模的はお客様を席にご案内する事が仕事となる。カジュアルなお店では、ホストとウェイター・ウェイトレスの区別はない
人数の確認
まずはお客様の人数を確認します。全員が揃っているのか、または後からお連れの方が来るのかなどを確認します。
How many people are in your group(party)?
何名様ですか?
For how many?
何名ですか? ※カジュアルなお店
For two?
2名ですか?
※何名かをみた状況から判断する
予約の確認
働いているお店が予約を受け付けている場合には、席にご案内する前に予約の有無を確認します。お店によってはお客様の来店時間に合わせて、予約席を確保している事がある。
Do you have a reservation?
ご予約はございますか?
May I have your name, please?
お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
席が相手いない場合
予約のお客様でも席の準備が間に合っていなかったり、予約を受け付けないお店では席が埋まっていてご案内が出来ないという事があるので、お客様に満席である点やご案内までのおおよその時間などを伝えます。
We will call you when your table is ready.
席の準備が出来次第ご案内いたします。
I’m sorry but we are full right now.
申し訳ありません、ただいま満席です。
It will be about 10 minutes wait.
待ち時間は約10分ほどになります。
※状況によって時間を変更する
There is a seat available outside(patio).
外の席であればご案内できます。
席の案内
お客様を席へご案内できる状況が整っている場合には、そのまま席へとご案内します。またお客様を待たせている場合には、お聞きしている名前を呼んでご案内という流れになる。
Mr.(Ms) 〇〇〇, your table is ready.
〇〇〇様、お席の準備ができました。
Right this way, please.
こちらへどうぞ
Follow me, please.
ご案内致します。
I will take you to the seat.
席までご案内致します。
Please have a seat anywhere you would like.
お好きな席へどうぞ
※カジュアルなレストランやバーの場合
入店客の対応の流れ
いくらフレーズを覚えても、接客はお客様との言葉のやり取りがあります。
1連の流れを例に、お客様の返答で使われるフレーズも一緒に覚えておきましょう。
Hi, how many people are in your group?
何名様ですか?
4 of us.
4人です。
Do you have a reservation?
ご予約はありますか?
Yes. Nancy at 7.
はい。ナンシーで7時からです。
Just a moment please. We will call you when your table is ready.
少々お待ちください。席の準備が出来次第ご案内致します。
Sure.
わかりました。
Ms. Nancy, your table is ready. Right this way, please.
ナンシー様、お席の準備が出来ました。こちらへどうぞ。
注文を取るときの英語の接客フレーズ
海外のレストランでは、まず初めにドリンク系の注文を取り、そのドリンクを提供する際に、食べ物の注文を取るというのが一般的な流れとなっている。
ジャパレスなどアジア系のカジュアルなレストランでは、全ての注文を同時にとるお店が多い。
挨拶
まずはあなた自身の名前とともに、今回あなたがこの席の担当であることを伝える。
これは担当する席を決めることで、どのスタッフがどのお客様からチップを受けたかを明瞭にするためでもある。
基本的に自分の担当する席以外のお客様から声をかけられた場合には、その席の担当しているスタッフを呼ぶことになる。
カジュアルなジャパレスやアジア系のレストランでは、とくに担当の席が決まっていないところが多いので、自己紹介は割愛しても問題ない。
Welcome to 〇〇〇. / Thank you for coming.
ご来店ありがとうございます。
My name is 〇〇〇. I will be taking care of you today.
今日この席を担当する〇〇〇です。
I’m 〇〇〇, I will be your server today.
担当の〇〇〇です。 ※カジュアルなお店の場合
飲み物の注文
Would you like something to drink?
お飲み物は何になさいますか?
Can I get some drinks to start off?
はじめに何かお飲み物はいかがですか?
お客様の注文が決まっていない場合
場合によっては、注文が決まっていないお客様もいるので、ドリンクを選ぶ時間を与えてあげましょう。
Do you need a little more time to decide?
まだお決まりではないですか?
(少しお時間が必要ですか?)
I will be back in a moment.
また後ほどお伺いいたします。
料理の注文
ドリンクの注文があった場合には、なるべくお客様のドリンクを提供してから料理の注文へ移るようにしましょう。
もしもまだ注文が決まっていない場合には、ドリンクの時と同じようにお客様の注文が決まっていない場合のフレーズを同じように使いましょう。
Are you ready to order?
ご注文はお決まりですか?
What can I get for you?
ご注文はお決まりですか?
※カジュアルなお店の場合
Can I get you anything else?
他にご注文はございますか?
Is that everything for now?
ご注文は以上でよろしいでしょうか?
We will get working on that right away.
すぐにご用意致します。
注文の流れ
Thank you for coming. I’m 〇〇〇, I will be your server today.
ご来店ありがとうございます。担当の〇〇〇です。
Can I get some drink to start off?
はじめに何かお飲み物はいかがですか?
Could we get beer.
みんなにビールをおねがいします。
Sure. Beer for 4.
かしこまりました。ビールを4つですね。
Here are beers. Are you ready to order?
こちらビールです。ご注文はお決まりですか?
Yes. Could we have lunch special for 4.
はい。ランチスペシャルを4つお願いします。
Can I get you anything else.
他にご注文はございますか?
That’s everything.
それで全部です。
Certainly. We will get working on that right away.
かしこまりました。すぐにご用意いたします。
提供とアフターケアでの英語の接客フレーズ
提供
料理を提供する際には、お客様の注文した料理で間違いのない事を確かめるため、その料理名と共に提供をします。
Thank you for waiting.
お待たせいたしました。
Here is your 〇〇〇.
こちら〇〇〇になります。
The other one is coming next.
他の料理も続いて提供いたします。
※1度で提供しきれなかった場合
Is there everything for you?
ご注文は全てお揃いですか?
Enjoy your meal. / Enjoy.
ごゆっくりどうぞ。
アフターケア
料理を全て出し終わっても、まだ仕事は終わりではありません。
お客様が料理を楽しんでいるか、飲み物は切らしていないかなどをチェックします。
カジュアルなジャパレスやアジア系のレストランではあまり関係ありませんが、ローカルのお店ではこのアフター・ケアがお客様の満足度に大きく影響してきます。
How is everything so far?
お味の方はいかがですか?
Would you like another drink?
ドリンクのおかわりはいかがですか?
Should I ask more water?
お水のおかわりはいかがですか?
Are you still working on your meal?
お食事はお済みでしょうか?
If you finish, can I take your plate?
お済みのお皿をお下げしてもよろしいでしょうか?
Would you like some dessert?
デザートはいかがですか?
How was everything ?
お食事はいかがでしたか?
会計での英語の接客フレーズ
日本人にはあまりピンとこない習慣ですが、海外ではお客様のテーブルでお会計をするところがほとんどです。
現金の場合にはお客様が用意した現金をレジまで運び、お釣りをお客様の席に持ってくるという流れになります。
クレジットなどカード会計の場合には、カード読み取るマシーンをお客様の席へ持っていきその場で会計を済ませます。
また伝票は国や地域によって“Check”または“Bill”のいずれかで呼ばれている。
I will leave the check(bill) here.
こちら伝票になります。
You ca take your time with that.
ごゆっくり。
※伝票を出しても、お客様を急かさないための一言
Would you like to pay all together or separately?
お支払いは全て一緒か別々のどちらに致しますか?
How would you like to pay?
お支払い方法はいかが致しますか?
Would you like to pay by cash or card?
お支払いは現金化カードどちらに致しますか?
Here is your change and receipt.
こちらお釣りとレシートになります。
Thank you for coming today.
本日はご来店ありがとうございました。
Hope to see you soon.
またのご来店をお待ちしています。
まとめ
海外での仕事として、もっとも多くの人が働く環境のレストランでの接客フレーズをご紹介しました。
私はカナダで生活をしているので、他の国ではまた少し違う言い回しを使うこともあるかもしれませんが、どこの国でも基本的に使用するフレーズは同じです。
接客フレーズはあくまでも基礎的な部分でしかありません。
完璧に覚えたからといっても愛想がよくなければお客様の満足度は変化してしまいます。
いつも笑顔を絶やさずに、その上で今回紹介したフレーズを活用していって下さい。